「繊細すぎる人(HSP)」が「程よく繊細な人」になるためには?
- 2021.02.07
- メンタル
繊細な人は感受性が豊かで、人の気持ちが分かり、優しい人が多いと思います。
繊細であること自体はとても素晴らしい長所です。
でもそれと同時に、HSP(Highly Sensitive Parson)と呼ばれる「繊細すぎる人」は生きづらさも抱えています。
程よい繊細さを持ち合わせて、快適に生きるために私が実際にしてきたことをお伝えします。
相手の感情は「相手のもの」である
繊細すぎる人は、人の気持ちが分かるために、それが「自分のせいなのではないか?」と思ってしまいがちです。
ですが、感情というものはその時の環境や体調などに左右されやすく、必ずしも自分のせいとは限りません。
もし自分のせいだったとしても、その受け取り方は相手の自由ですし、それによってどう感じるかも相手次第です。
自分が悪いという明確な心当たりがあるのならば謝れば良いですし、ないのであれば放っておくか、「どうしたの?」と聞いてみると良いでしょう。
また、繊細すぎる人は、相手の気分に同調して疲れてしまうことがあります。
そんな時は「相手の感情は相手のもの」と自分の感情と分けるイメージをし、客観的に相手を眺める意識をしてみましょう。
相手の感情をどうするかは相手の責任です。
何かを感じ、受け取った時点で、それは相手のものになります。
こちらがコントロールできるものでもありませんし、プラスの感情でもマイナスの感情でも、感情を味わうことで人は成長します。
相手の感情は相手に任せて、自分の感情にフォーカスする癖をつけていきましょう。
物事を「良い」と「悪い」だけでジャッジしない
何か出来事が起きたときに、「良いこと」と「悪いこと」だけに分けていませんか?
物事は必ず「良い面」と「悪い面」を同時に持ちあわせています。
人の長所と短所が表裏一体なのと似ています。
どんなに素晴らしいことが起きても、悪い影響がどこかに生じますし、どんなに最悪に思える出来事にも良い影響がどこかに見つかります。
コロナ禍で、多くの人が亡くなったり失業したりしましたが、衛生管理への意識が高まったり、働き方が改善した事例も多くあります。
もちろん悪いことは起きないに越したことはありませんが、起きてしまったことは変えられません。
そこから何をプラスに変えていくかの方が大切です。
繊細すぎて、物事に振り回されて一喜一憂してしまうこともあると思います。
まずは「良い」というレッテルも「悪い」というレッテルも貼らずに、何も「ジャッジしない」という選択をしてみましょう。
ただ事実を受け入れ、必ず「良い面」と「悪い面」両方あるということを覚えておきましょう。
最後に
私はこの2つを意識することで、人や物事に振り回されることなく、自分のペースで生きていけるようになりました。
今は後悔してくよくよしたり、不安になったりすることはほとんどありません。
「相手と自分を同じくらい大切に扱う」感覚で、自分の感情を守っていきましょう。
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