DINKs(ディンクス)のメリット&デメリット。子供を産まないと決めた理由は?
- 2022.04.03
- 体験談
「子供を持たない」と決めている共働き夫婦のことを「Double Income No Kids」の頭文字と最後のsで「DINKs(ディンクス)」と言います。
私の場合、結婚した時点ではなんとなく「子供は産むもの」と思っていたのですが、3年くらい悩んだ結果「子供を産まない」という選択に至りました。
実際にDINKsとして生きてみて、感じたメリット&デメリット、子供を産まないと決めるまでの経緯をシェアしたいと思います!
子供を産むか迷っている方、産まないと決めたけれどモヤモヤしている方の参考になれば幸いです。
DINKsのメリット
収入が多く、支出が少ない
子育てに使う時間を仕事で稼ぐ時間に充てることができ、子育てにかかる費用がないため、資産が増えやすいです。
自分のペースで生活できる
子育てする時間がないため、今までのライフスタイルを変えることなく同じペースで生活することができます。
悩みや心配事が増えない
子育てをすると、子供のことをはじめ、保護者同士の人間関係も増え、悩みや心配事が増える可能性がありますが、その心配がありません。
DINKsのデメリット
少数派であること
子供が欲しい人の方が圧倒的に多いため、欲しくないことを説明することが面倒に感じたり、相手にどう思われているか気になったりします。
感情の変化が少ない
子供がいると、たくさんの感情や感動を味わえますが、夫婦2人だと穏やかな時間が流れる一方、変化が少ないため、自ら変化を作り出す努力が必要です。
老後に家族がいない
パートナーと死別した後は、気心の知れた身内がいなくなり、病気や怪我などで困った時に心細いかもしれません。
子供を産まないと決めた理由
うちの場合は、夫も私も子供が嫌いな訳ではなく「欲しくならなかった」という感じでした。
どちらかが「子供が欲しい!」となれば産んでいたと思います。
「でも欲しくなる可能性もあるし、産むなら若いうちの方が良いし、産んだ方が良いのだろうか…?」と3年ほど悩んだ結果、「欲しい気持ちがないのに産む方が不自然なことだ」という結論に至りました。
結論に至るまでに自分の気持ちを測る指針になったものがいくつかあります。
・友達の出産祝いをしたり、友達の子供と遊んだりしても、「子供が欲しい」という気持ちが芽生えなかったこと。
・占いで「子供を産むことがあなたの残された使命」という言葉にはしっくり来なかったのに、「あなたは過去生でたくさん経験をしたからもう産む必要のない人」と言われた時は腑に落ちたこと。
・10代20代が忙しかったせいか、ゆったりのんびりした時間を過ごすことを望んでいると気づいたこと。
本能はどこへ行ったのか?
「子孫を残すという生き物としての本能がどうして生まれないのか?」という疑問が生まれ調べたことがあります。
貧しい国では子供をたくさん生みますが、それは「生き残れないかもしれないから、たくさん産まなければ」という本能が働くからだそうです。
先進国ではその逆で、生き残れないという危機感が生まれないので、子供を産みたい人も減るそうです。
人口密度の高い場所で育った男性の性欲が減るという研究結果もありました。
平和な日本に生まれ、人口密度の高い場所で育った影響もあるのかな…?と思っています。
DINKsであることをどう伝える?
結婚をしていると、「お子さんはいらっしゃるんですか?」と聞かれることがあると思います。
DINKsという言葉はまだ誰もが知っている訳ではないので、何て答えたら良いのか迷いますよね。
「うちは子供はいないんです。」
「うちは子供を産まない方針なんです。」
「うちは夫婦2人暮らしなんです。」
などと答えています。
子供が欲しいけれどいない場合は「まだなんです」とか「これから産む予定です」などと答える方が多いと思いますので、DINKsであることはニュアンスで伝わるのではないでしょうか?
最後に
「子供を産まない」という選択をする人は増えてはいますが、少数派であることは変わりないので、これで良かったのだろうか?という漠然とした不安を抱えることもあると思います。
子供がいないからこそできることもありますし、人口の増えた今の世界では、子孫を残すことだけが人の使命ではないように思います。
多様性が重視される今、それぞれに役割があり、それぞれのできることをしていくことで、豊かな世界がつくられていくのではないでしょうか?
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