【雇用形態】バイト・派遣・正社員・フリーランス、それぞれ体験して分かったメリット&デメリット。

【雇用形態】バイト・派遣・正社員・フリーランス、それぞれ体験して分かったメリット&デメリット。

アルバイトや派遣、契約社員や正社員など、いろいろな働き方がありますが、実際どう違うのか働いてみないと分からない部分も多いですよね?

私は学校を卒業し社会人になってから、専門職で「アルバイト」「派遣」「正社員」「フリーランス」の4種類の働き方を経験しました。

業種や会社によって環境はだいぶ変わると思いますが、「雇用形態の違い」にフォーカスして、それぞれの働き方で感じたメリット&デメリットをシェアしたいと思います。

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「アルバイト」のメリット

採用されやすい

正社員に比べて求められる能力などのハードルが低く、雇ってもらえる確率が高いです。

業務範囲が狭くて負担が少ない

仕事の全体を把握するというよりも、その一部分を任されていて、そこだけに集中していれば良いため負担が少なかったです。

先輩やチームのリーダーが細かく仕事をチェックしてくれるので、守られている安心感がありました。

時間の管理もリーダーがしっかりしてくれていたので、考えることが少なく、気楽に仕事ができました

「アルバイト」のデメリット

給料が少ない

時給制で、ボーナスもないため、給料が少なく、残業して残業代をもらわないと1人暮らしをするには生活費が足りなくなりそうでした。

立場が弱い

不景気でアルバイトが一斉に全員解雇されてしまい、正社員に比べて立場の弱さを感じました。

「派遣」のメリット

採用されやすい

正社員での転職先がなかなか見つからない中、派遣ではあっさりと派遣先が決まりました

業務範囲が狭くて負担が少ない

派遣も、アルバイトと同様に、仕事の幅は限られている感じがあり、1つのことに集中できる時間が長かったです。

給料が高め

こちらもボーナスなしの時給制でしたが、アルバイトの時よりも金額が高く、生活が安定しました

規約に守られている

派遣会社を通して働いているので、休憩時間や業務内容など、派遣先から派遣社員へ対する規約が細かく決められていて、大切にされている感じがしました。

優良企業が多い

派遣会社を通して選んでもらえるので、優良企業が多いです。

正社員では入れない様な大企業で働けるチャンスもあるようです。

「派遣」のデメリット

よそ者感

派遣先の社員ではないので、全体会議に出られなかったりした時に、少し「よそ者」感を感じることがありました。

数ヶ月ごとに契約更新があるため、すぐに辞めてしまわないように、気を使われている感じもありました。

人間関係が苦手な方にはちょうど良い距離感かもしれません。

立場が弱い

こちらも会社の経営の影響によって派遣の契約を切られてしまったので、正社員に比べて立場の弱さを感じました。

「正社員」のメリット

業務範囲が多く、責任も重い分、やりがいがある

取引先の打ち合わせや見積もりの制作など、仕事の全体の流れを把握できました。

1人に任される仕事量が多かったですが、お客さんから直接お褒めの言葉をもらったり、やりがいを感じられました

仲間意識が生まれる

社員同士がチームの様で、大変な仕事を一緒に乗り越えることで、短期間で強い絆が生まれやすかったです。

ボーナスや福利厚生がある

私の場合はブラック企業だったので、ボーナスが少なく、残業代も出なかったので生活が安定しませんでしたが、一般的には安定しやすいはずです。

厚生年金に加入できたり、健康保険がお得になったりします。

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「正社員」のデメリット

人間関係が複雑

取引先や上司、先輩・後輩など、関わる人が多い分、人間関係の悩みが発生しがちです。

忙しさが異常

ブラック企業限定かもしれませんが、忙しくて毎日終電まで働き、土日も出勤することがありました。

忙しすぎて転職の準備もできず、辞めてから転職活動をしました。

残業代がなかったり(←違法なので残業代はもらいましょう)、みなし残業として固定の給料にされている場合、たくさん働かされてしまうリスクがあります。

3年間で社員14人が辞めていった「社員9名のブラック企業」で働いて分かったこと。ブラック企業の見分け方とは?

「フリーランス」のメリット

必要とされていることが実感できる

会社を通してではなく、個人に仕事が来ることで、「必要とされている」「信頼されている」という実感が持て、自己肯定感が上がります

人間関係が少なく、仕事に集中できる

打ち合わせや連絡時以外は1人で作業をするので、人間関係で悩むことがなく、仕事のことだけに集中できます

決定権がある

営業時間や長期休暇を自分で決めることができ、他の社員や上司に気を使う必要がありません。

また、仕事によってはスケジュールや金額を自分で決められ、合わない場合は断ることもできます。

空き時間を有効に使える

仕事が暇な時は、休んだり、趣味に使ったり、他の仕事で稼いだり、好きなことに時間が使えます

好きな場所で働ける

自宅やコワーキングスペースなど、自分の選んだ場所で働くことができ、快適な環境が作れます。

満員電車に乗らなくて良いし、通勤時間を他のことに使えます

頑張った分稼げる

固定給ではないので、スキルが上がればその分報酬も上がり、たくさん仕事をすればその分稼げるので、大変でも頑張る原動力になります。

「フリーランス」のデメリット

雑務が増える

確定申告や請求書の送付など、事務的な仕事が増えます

プライベートと仕事の境界が曖昧になりがち

仕事中は誰にも見られていないので、緊張感がなくなり、自宅で仕事をしている場合はいつでも仕事ができる環境のため、休日でも仕事のことが気になってしまったりします。

収入が変動する

時給や月給ではなく、案件ごとに収入が決まるため、毎月入ってくるお金が予測しづらいです。

全て自己責任

仕事がなくなったら収入がなくなるので、常に成果を出し、取引先から仕事がもらえるように努力をする必要があります。

人とのコミュニケーションが減る

同僚と一緒にランチをしたり、会議をしたり、部下を教育したり、社員旅行に行ったりなどがなくなるため、人と話す機会がかなり減ります

ざっくりまとめると

働き方

アルバイト

気楽に働けるが、稼ぎは少ない。

すぐに仕事を見つけたい場合は便利。

派遣

気楽にある程度稼げるが、会社の都合で切られるリスクが大きい。

優良企業で働けるチャンスがある。

正社員

仕事はハードだが、やりがいが大きく生活は安定する。(優良企業に限る)

人との関わりが好きな人、安定を求める人に向いている。

フリーランス

自由度が高く頑張り次第で多く稼げるが、リスク管理も必要。

1人で作業するのが好きな人、スキルがあり取引先との信頼関係を築ける人に向いている。

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最後に

結局は「どんな会社に勤めるか」、「どんな会社と仕事をするか」が一番大切だと思います。

私はブラック企業に勤めた経験から、質の悪い会社とは絶対に取引をしないと決めています。

スキルが磨かれていけば、どんな会社で、どんな取引先と、どんな仕事をするか選べる選択肢も広がるので「実力次第」とも言えます。

その時の状況によって選ばざるを得ないこともあると思いますが、自分にとってどんな雇用形態が最適か、考えるきっかけになれば幸いです。